ぬりもの赤木明登展 開催のお知らせ。

2023.9.26

ぬりもの赤木明登展

2023 10.7[sat] – 10.21[sat]
AM11:00-PM5:00(会期中無休)

つくり手と使い手をつなぐことを仕事としてもう40年になろうとしています。

仕事を始めた頃から、日常使いのできる漆の器を作っている人がいないだろうかずっと探していました。ある日、和紙を使って日常に使いやすい漆の器を作っている人が輪島にいるとの情報が届きました。

すぐ手紙を書き、輪島を訪ねそれからお付き合いが始まり30年あまり。毎日使う私使いの汁椀や飯椀はとても美しい色合いになり、なくてはならない暮らしの道具となっています。

今ではすっかり暮らしの相棒といったところです。

久しぶりの赤木明登さん個展へのご案内をいたします。是非この機会にゆっくりとご覧いただけますように。

虚空
  • 2021年秋、NHK BS スペシャルでドキュメンタ リー『ともにつくる』が放送された。フランス人シェフが、 輪島塗に捧げるひと皿を、 ぼくはフランス料理に捧げる漆器を共につくりあげた。
  • 料理「いのちのスープ」に捧げた漆椀「地久」と、「山と海への祈り」に捧げた大皿 「虚空」を、今回の展覧会のためにもう一度つくってみました。
  • 『ともにつくる』の上映と、 お話し会やります。

赤木明登

●赤木明登さん 智子さんは、10月7日・8日に在廊されます。
●赤木明登さんのお話し会は、10月7日・8日 両日とも14時から行います。

赤木明登 プロフィール

漆芸家、文筆家

  • 1962年岡山県生まれ。
  • 中央大学文学部哲学科卒業、編集者を経て、1988年に輪島へ。
  • 輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修行。
  • 1994年に独立。現代の暮らしに息づく生活漆器「ぬりもの」の世界を切り開く。
  • 1997年 ドイツ国立美術館「日本の現代塗り物十二人」展
  • 2000年 東京国立近代美術館「うつわをみる 暮らしに息づく工芸」展
  • 2010年 岡山県立美術館「岡山 美の回廊」展
  • 2012年 オーストリア国立応用美術博物館「もの 質実と簡素」展
  • 2017年 樂翠亭美術館「形の素」展、國學院大學博物館「モノの力ヒトの力」展
  • 2019年「興福寺中金堂楽慶法要献茶道具」を制作「興福寺宝物殿」に収蔵、古川美術館「茶 祈りと楽しみ」展
  • 2021年 石川県立輪島漆芸美術館「メイドインワジマ」展
  • 2022年 古川美術館(名古屋市) 「形の素」展に出品。


著書
漆 塗師物語(文藝春秋)
美しいもの(新潮社)
美しいこと(新潮社)
名前のない道(新潮社)
二十一世紀民藝(美術出版社)