Case.2 ヴィンテージマンション全面リノベーション
2025.6.25
大空間で開放的に。動線の見直しで快適性&利便性もアップ
築40年超のヴィンテージマンションを、現代の暮らしに合わせて全面的にリノベーション。ご家族のライフスタイルの変化と、水回りなど設備の老朽化をきっかけに「これからの暮らしを、より快適で心地よい空間で過ごしたい」という施主さまの想いを実現しました。
今回のリノベーションでは、一度室内を躯体だけの「スケルトン」状態に戻し、古い配管や既存の断熱材をすべて撤去。床を上げて配管を新しいものに入れ替え、壁と天井には新たな断熱材を施工することで、住まいの性能と快適性を根本から向上させています。
間取りは、キッチン、ダイニング、リビングを広々とした開放的なLDKへと再構成。また、リビングに隣接していた和室・洋室を一体化して、部屋と部屋の間にウォークインクローゼットを新設。双方の空間を行き来できるようにし、オープンな動線を確保しました。窓からの眺めを楽しめる対面式キッチンや、水回りへとスムーズにつながる回遊動線など、日々の暮らしを豊かにする工夫を随所に凝らしています。
Before・Afterの間取り


施主さまこだわりの北欧家具が、リノベーションで生まれた新しい空間に見事に調和。窓から差し込むやわらかな光が、無垢材の床を照らし、空間全体を明るく温かみのある雰囲気に包み込みます。

以前は壁付けだったキッチンを、LDKを見渡せる対面式に。窓の外の景色を眺めながら料理したり、家族やゲストと会話しながら作業ができる、楽しいスペースになりました。

キッチンから続く洗面・脱衣室への動線。壁のサブウェイタイルがデザインのアクセントに。回遊できる間取りで、家事の効率も格段に向上します。

リビングと洋室をつなぐ、大容量のウォークインクローゼット。双方を通り抜けられる動線は、日々の
暮らしにゆとりをもたらします。

解体後のスケルトン状態。既存の内装や設備、配管をすべて撤去し、ここから新しい住まいづくりのための基礎を丁寧に構築していきます。
マンションのリノベーションには、水回りの移動や間取りの変更における構造上の制約、管理規約や法的な基準、また解体後に初めて判明する問題など、多くの難しい側面が伴います。そして、これらの課題を乗り越えるには、豊富な経験と専門知識が不可欠です。私たちは、専門チームとして一つひとつの課題に対応し、見えない部分のリスクも考慮しながら、確かな技術でお客様の理想の暮らしを形にしていきます。